都庁専門論文の最善の対策法について解説します。
1 まずは方針を決める
出題科目が10科目ありますが、本試験では3科目選択制です。
10科目すべての論文に対応できるように広く深くやることはお勧めできません。
専門論文だけで膨大な時間を使うことになり、教養や論文に時間を回せなくなります。
そこで、「広く浅く」か、「狭く深く」か、二者択一になります。
結論から言うと、「狭く深く」やるべきです。
「広く浅く」やる方式だと、論点を外す可能性があり、運に左右されてしまいます。
また、「浅く」と言っても10科目もの知識をカバーするのは大変で手間もかかります。
しかも、「浅く」しか学んでいないと、ちょっとした知識の応用にも対応できません。
これに対して「狭く深く」やる方式だと、論点を取りこぼす可能性は低くなります。
30年分の過去問を分析すると、出題される範囲は分かるので、
その範囲内だけを徹底して「狭く深く」やるべきです。
3科目にプラスして1科目だけ保険科目をつくり、4科目を準備しておけば完璧です。
私の講義ではこの方式で、連続8年間、本試験の的中率は100%です!
2 次に科目選び
科目選びは慎重に。
法学部だから法律系で固めようとか、経済学部だから経済系で、と単純に決めてはいけません。
まず、いくら学部で学んだ科目だからといって、独力で各科目20通×4科目の答案を作成できますか?
とりわけ「民法」「行政法」と「経済学」は範囲が広く用語が難解なので、手を出すべきではありません。
学部学科にかかわらず、単純な暗記科目である「憲法」「政治学」「行政学」「社会学」がお勧めです。
しかもこれらの科目は教養択一でも良く出題されるので一石二鳥です。
喜治塾の私の講座では、「憲法」「政治学」「行政学」「社会学」の4科目、計84通を押さえます。
これだけやれば完璧です!
次回は超上位合格者の勉強法を紹介します!